【JAPEC児童英検】5級を受験「合格するために実践したこと」

児童英検 

JAPEC児童英検、5級を受験しました。

(JAPEC児童英検は、日本英語検定協会が実施している「英検Jr.」とは異なります。「英検Jr.」は合否はなく、正答率が表示されます。)

楽しく英語教室に通っているだけでいいと思っていたのですが、

もうすぐ小学生になる娘・・・

2020年より小学校で英語教育が実施されるということで、

「うちの子はどれくらい英語を理解しているのかなぁ」とふと思い、力だめしにJAPEC児童英検5級を受験することにしました。

受験し終えて、「うちの子はこれくらい英語を理解しているんだ」「数字が苦手だなあ」とか、

要領がよくない子ですが「分からないところは意外とうまく飛ばしたりするなあ」など、私の知らない子供の一面を見ることができてよかったです。

受験に向けては、過去問題を繰り返して、解答用紙の書き方など「テストに慣れる練習」が必要です。

未就学児の6歳女子が5級を受験の準備はこちらの思うように進みませんでしたが、

最初は1日1問か2問、時間にして5分程度から少しずつ始めました。

「合格するために実践したこと」をお伝えしたいと思います。

JAPEC児童英検とは?

JAPECとは、The Japan Association for the Promotion of English for Children の略称です。

1979年に全国で初めて児童向けの英語試験制度としてスタートしました。

受験資格

・幼児から中学生が受験対象となっています。

受験資格は特別な制限はなく、希望する級を受験できますが、原則として3歳以上で6ヶ月以上の英語の学習をしている幼児・児童(小・中学生)を対象とします。

引用:日本児童英語振興協会のパンフレットより

検定試験の級

テストのレベルは6段階

6級・5級・4級・3級・2級・1級

注)4級以上でアルファベットの文字を書くことが求められます。

うちは、通っている英語教室の先生が5級をすすめてくれました。

級ごとのテスト内容はJAPEC児童英検のホームページに記載があります。

検定料

・6級、5級・・・2,300円
・4級、3級・・・2,600円
・2級、1級・・・2,900円

5級の試験内容

・「リスニング40問」と「スピーキングテスト10問」

サンプルテスト

日本児童英語振興協会のホームページに、JAPEC児童英検のサンプルテストがあります。

合格者には

合格証とスコアシートがもらえます。

左がスコアカード、右が合格証です。

JAPEC児童英検 



JAPEC児童英検5級 リスニング

試験時間

【試験時間】25分程度

・ネイティヴスピーカーによる吹き込みのCDを使用

リスニング問題  配点

・リスニング全40問 → 70点満点

問題 出題数 満点 内容
5問 2点×5=10点 会話の内容にあっている方の絵を選ぶ
5問 2点×5=10点 ヒントの言葉から連想して選ぶ
5問 2点×5=10点 言っている内容にあう絵と番号を線でつなぐ
5問 1点×5= 5点 会話にでてくる数字を聞き取る
5問 1点×5= 5点 一番はじめの音をあらわす字を選ぶ
5問 2点×5=10点 言ってる内容にあう方の絵を選ぶ
5問 2点×5=10点 言ってる内容にあう方の絵を選ぶ
5問 2点×5=10点 絵についての質問を聞き答えを選ぶ

合計40問、満点70点となっています。

・5級の合格基準は、リスニングとスピーキングをあわせて合計得点が70点以上であり、その中スピーキングテストの得点が15点以上あること。



JAPEC児童英検5級 スピーキング

試験時間

【試験時間】5分程度

・絵を見ながら先生と個人面談形式によるテスト

スピーキング問題 配点

・スピーキング全10問 → 30点満点(3点×10)

・5級の合格基準は、リスニングとスピーキングをあわせて合計得点が70点以上であり、その中スピーキングテストの得点が15点以上あること。

JAPEC児童英検 受験準備

準備したもの

・検定問題集
(JAPECが出版している過去4回分CD付きの過去問題集)
・購入した検定問題集を自分でコピー(5円コピーを利用)
・検定問題集にはCDが付いているのでCDを再生できるもの
・鉛筆

繰り返し検定問題集を練習しようと思ったので、コピーをしてから取り組みました。

家の近くに5円コピーがあったので便利でした。

5円コピーのある場所
・ローソンストア100
・ダイソー
・ミニストップ

リスニングの練習はCDを再生するので、CDプレイヤーを出してきたのですが、しばらく使用していなかったからなのか作動しなかったので、いつもはパソコンにつなげてDVD再生として使用している「外付けホーダブルディスク」を使用ました。

本番へ向けての準備期間は約1ヶ月半

検定(過去)問題集取り寄せ

検定問題集(過去問)コピー

「リスニング1問〜2問」「絵を見てスピーキングの練習10問」のセットを子供の調子に合わせて3日置きくらい

スピーキングの「名前」と「年齢」は思いついた時何回も練習

試験前1週間は、リスニング40問(約25分)と、スピーキング10問を本番通りする

本番

JAPEC児童英検「5級対策」 〜試験に向けて実践したこと〜

リスニング対策

教室の先生の指示で、「リスニングの解答は鉛筆だけを使用して消しゴムは使いません」とのことでした。

「間違えたところは消しゴムで消さず鉛筆で×をして、正しい方に鉛筆で○をし直す」といった、

解答用紙の書き方など「テストに慣れる練習」が必要です。

こちらは練習したときの様子です。

JAPEC児童英検 

こちらは、訂正の訂正です。

JAPEC児童英検 

解答の仕方を練習
・間違えたら消しゴムで消さないで、×をして、正しい方に○をつけなおす。
・分からない時は、迷っていると次の問題が始まるので、どちらかに○をつけるようにする。

子供が理解していないところを把握する

過去問をしていくと娘は、反対言葉(newとold)、形(roundやsquare)、数字の6〜8の理解が曖昧なことがわかりました。

一枚の紙に、理解できていないところをまとめるようにして、試験の直前に繰り返すようにしました。

スピーキング対策

点数が取れる問題は毎日練習
・「What’s your name.」 → 「My name is ○○.」
・「How old are you.」 → 「I’m ○ years old.」
名前、年齢を答える問題は、確実に点数が取れるので、毎日練習する。
スピーキング練習【質問ワード】
・【色】 → 「What color is 〜 ?」
・【数字】 → 「How many 〜 ?」
・【何】 → 「What’s this?」
・【A or B】 → 「Is – A or B ?」
・【Yes or No】 →  「Is 〜 ?」「Do 〜 ?」

スピーキング問題の絵を見ながら、この質問ワードを繰り返す。
完全な文章がむずかしいなら、単語だけで答える練習をする。



試験当日

本番試験は、日にち・開始時間は実施場所によって違うので、幼稚園や保育園や小学校が終わった後にあるかもしれません。

実際、娘は平日の幼稚園が終わってから試験がありました。ですので、試験前はおやつを食べたり、ゆったりとした気持ちで過ごしました。

そして会場に入る前に、一枚の紙にまとめた「理解が曖昧なところ」をゆっくりした口調で、子供と一緒に確認しました。(実際出題されるかは分かりませんが・・・)

また、試験会場にあまり早く入ってしまうと、試験開始までの待ち時間が長すぎて緊張するので、開始10分前に会場到着→トイレ、という感じで逆算して行きました。

試験時間が近づくとこちらの心配をよそに、受験会場に振り向きもしないで子供だけサーっと入って行きました。(子供ってこんなものですね・・・)

試験時間はリスニングとスピークング合わせて約35分くらいです。(スピーキングは順番によって待ち時間が変わってきます。)

ドキドキして子供が帰ってくるのを待ちました。

JAPEC児童英検5級を受験した感想 まとめ

試験本番通りの練習は1週間前から取り組みましたが、きっちりとできたのは、1週間のうち4回くらいでした。

が、その中で、

「リスニング問題の解答用紙の書き方」
「迷っていると次の問題がはじまるので、どちらかに○をして、次の問題に切り替える」
「スピーキングの名前、年齢の解答練習」
「スピーキングの質問ワード」

に重点を置いて、練習しました。

理解の曖昧な単語や、スピーキング問題は、寝る前や自転車に乗っている時などに、

クイズ形式で「○○はなーんだ?」と質問してみたりしました。

また、通っている英語教室は「フォニックス(phonics)」に力を入れてる教室で、このフォニックスを習っているおかげで試験に合格できたのではないかと思います。

今回の受験で、親子で「英語のちから試し」ができてよかったです。

この試験を機に、少しずつ「フォニックス」や「サイトワード」を家で学習したいと思っています。

icon-asteriskフォニックス(phonics)とは、日本の子供たちがひらがなを学ぶように、英語圏の子供たちが英語の読み方を教えるのに用いられる規則法です。

icon-asteriskサイトワード(sight word)とは、フォニックスの規則に従わない例外的な言葉で、読み方を暗記するしかない言葉です。

小学生からの英語教育について思うことや、家でやってみたいこを別記事で書きたいと思います。